こんにちは。農学部3回生のジョッキーです。
難読漢字クイズっておもしろいですよね。ということで、今回はお能の曲名で難読漢字クイズをつくってみました。全部で5問あるので全問正解目指して頑張ってみてください!
まず第一問!!
正解は…
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「ぬえ」でした!!
「鵺」は、頭が猿、手足は虎、しっぽは蛇の、不気味な鳴き声を持つとされる妖怪のことです。
お能のお話は、旅僧のもとに、舟にのった鵺の亡霊があらわれ、自身の正体を明かした後、かつて弓の名手である源頼政に退治させられたその様子を再現し語るというものです。
続いて第二問!!
正解は…
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「かなわ」でした!!
能「鉄輪」は、夫に捨てられた女が復讐を果たそうとする話です。貴船神社に丑の刻参りをしていた女に、ある日神託を受けた社人が、顔を丹塗りにし、火を灯した鉄輪(五徳・囲炉裏の火の上になべややかんを置けるようにするもの)を頭にかぶれば鬼女となれると伝えると、女は喜んで身なりを整え、見事鬼女となって元夫の元に復讐を果たしに行くのです。しかし元夫は稀代の陰陽師である安倍晴明のもとへゆき、晴明によって女は調伏され、退散してしまいます。
このお話の舞台となっている貴船神社は、大学から自転車で行けなくもないくらいの所にある観光名所なので、サイクリングがてらに行ってみると良いと思います!
つづいて第三問!!
正解は…
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「かきつばた」でした!!
カキツバタはアヤメ科の植物で、ちょうど今の五月くらいが見ごろとなっています。
在原業平が「かきつばた」の五文字を折句にして読んだ「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」の和歌もご存じの方もおられるでしょう。能のお話も杜若の精霊が在原業平の徳をたたえ、つややかに舞を舞うという花の雰囲気にあった幻想的なものです。
続いて第四問!
正解は…
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「うとう」でした!!
「烏頭」なんて書かれたりもします。ウトウは北海道や三陸地方でみられる海鳥です。この漢字名はこの鳥は母子愛が強く、子供が捕まると母鳥が周囲を泣き叫びながら飛び回るという言い伝えに基づいています。また、親鳥が「うとう」と鳴くと、雛鳥が「やすかた」と鳴くといわれています。能ではこの伝説をもとに、ウトウを捕って暮らしていた漁師が殺生を犯した罪で、地獄での責め苦を受ける様がありありと描かれています。
最終問題です!!
正解は…
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実はひっかけ問題でした。中には「オミナエシ」だ!と思った方も多いかとは思いますが、能では「オミナメシ」といいます!
オミナエシは秋の七草のひとつでかわいい黄色い花を咲かせます。だけど能の女郎花は、男女の痴情のもつれを描いています。しばらく夫の訪れがなかったことを妻が苦に想い、川に身を投げてしまいます。妻を愛していた夫は急いでかけつけ、泣く泣く妻の亡骸を山の麓に埋めるとそこから一輪の女郎花が咲きました。夫が近づこうとすると、女郎花がまるで逃げるかのようになびき退きます。これに心を痛めて夫も川に身投げしてしまうのです。
どうでしたか?お能を習っている方なら簡単に全問正解できるとおもいますが、そうでない方にとっては少し難しかったかもしれません。他にも色んな曲が能にはございますので、漢字の勉強がてら色々見てみると面白いかもしれませんね。
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