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新しいことをはじめよう -能楽部のすすめ-

  • kyodai-hoshoSP
  • 2020年5月18日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年6月10日

 京大宝生会ブログをご訪問頂きありがとうございます。

全学共通科目のオンライン授業が始まり、1回生の頃は英語第2外国語など取らなければならない授業が多く大変なことと思われますがいかがお過ごしでしょうか。(中の人の経験でも1回生の頃が一番時間に追われていたと思います...)


 今日の本題に入る前に個人的おすすめスポットの紹介です。GWにオンライン新歓を行ったのですが、その際来てくださった方に京都のおすすめスポットを聞かれたのでここでも紹介しておきます。

下の写真の深泥池(みぞろがいけ)というところです。京大よりかなり北ですが自転車なら行けます。天気のいい日に行くと山や空の雲が広い水面に映ってとても綺麗です。是非一度どうぞ。ちなみに国の天然記念物なのでここの生物を取ってはいけません。

 図1 深泥池(去年の5月ごろ撮影)


 さて本題に入ります。私も1回生の頃京都にやって来て「せっかく京都に来たから京都っぽいことがしたい」とか「芸は身を助くともいうから伝統芸能をやってみるのもいいかも」くらいの軽い気持ちで能は見たことも聞いたこともない状態で宝生会に入った訳ですが、それでももう入部して3年経ちます。左右も分からないところから始めてこれだけ続けてこれたのは、やっていくうちに能を稽古する魅力に気づいたからですね。

というわけで能を稽古する魅力について書いていこうと思うのですが、その全てを書くと長くなってしまうので今回は

「新しいこととして能を始めること」

という点でその魅力を書いていこうと思います。


 能楽部ではほとんど全員初心者からスタートですが、師匠や先輩に教わっていくうちに新しいことを覚えてできることがどんどん増えていきます。初めは謡は初めは何を言っているのか分からないし、仕舞は型を覚えるのが大変だと感じますが、やっていくうちに何となく内容がわかって謡えるようになるし、舞えるようになります。新しいことを覚えてできるようになるのは嬉しいし、自分の上達を実感できると思います。むしろ新しいことを0からスタートするから、それがはっきり感じられるのかなと思います。 

仕舞は基本的なものから始めてどんどん難しいものにチャレンジできるし、学年が上がると舞囃子、能などにもチャレンジできるので明確に上達が実感できると思います。

(仕舞、舞囃子、能などの用語の説明については小会ホームページの舞台での発表内容 をご覧ください。)


もちろん初心者でも覚えられるから単純≒簡単というわけではなくて、シンプルだけど奥深い、やり込み要素の多いものです(やっていくうちに見えてくる奥深さというのも伝統芸能たる能の魅力の1つだと思いますが、それについて書くと長くなってしまうのでそれはまたの機会に)

下の写真は去年能を出した時の写真です。写っているのは私です。仕舞、舞囃子は紋付袴姿ですが能の役の人は能装束を着て面を掛けます。

          図2 能をしたときの写真


 できるようになった謡や舞が増えていくのは達成感があり嬉しいものです。自分が入部したときに先輩がしていた仕舞を自分ができるようになったときは成長を感じますし、初めたての頃を知っている同期や後輩を見ていても「数年でここまで上手くなるもんなんだな」と感心するときがあり、良い刺激になります(一緒に稽古できる仲間がいるのも宝生会の良い所ですね)。


図3 稽古用扇:仕舞は扇を持って舞います。扇は友だち(?)なので初めは慣れなくてもずっと触っていたら手になじんできてうまく扱えるようになります



 また、これは自分が教職課程に片足を踏み入れているからかもしれませんが、大学生というある程度認知機能が発達した段階で新しいこと(この場合は能楽)を始めると、「自分は何が分かったから、これ(舞や謡など)が分かった/できるようになったのか」とか「何が分かれば/できるようになれば、この技法(舞や謡の技術)が習得できるか」みたいなメタ認知(?)的な思考が鍛えられる気がします(中の人の専門は心理学ではないので間違ったことを言っていたらごめんなさい)。そうやって考えて自分が技術を習得して上達していくのをメタ的にみられるのも大学から新しいことを始める面白さかなと思います。

能は謡も舞も手続き記憶的面が大きいので言葉で説明できないことも多いですが、そうやって自分の身体と向き合いながら頭を使って稽古するというのも個人的には面白いと思います。


以上「新しいこととして能を始めること」という点で能の魅力を書いてまいりました。新しいことに挑戦するのは不安を感じることもあるし勇気のいることですが、飛び込んでみるときっと良いことがあると思います。また、この京都の地で学生生活を送る間に能を稽古し身につけることは貴重な経験になるのではないかと思います。

京大宝生会はそんな能の世界に飛び込んできてくださる方を歓迎いたします。興味のある方はぜひご連絡ください。


今回はこれで終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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