こんにちは。工学部三回のかんです。もう7月ですね。今年も半分終わったわけですが、色々あった予定がなくなり、長かったようなでもあっという間だったような何だか不思議な気分です。
さて、今日は能のお稽古を続けてみて良かったなと感じていることを紹介したいと思います。
まず一つめは、声の出し方が変わったことです。
入部したての頃は、気恥ずかしさがあったり、節の謡い方に自信がなかったり、ということから大きな声を出すことが出来ずにいました。先輩方や先生方にお稽古をつけて頂く際にはよく、とりあえず最初は大きい声を出せるようにしようと言われているくらいでした。
そんな私が個人的に、最初に変わったなと感じたのは一回生の夏合宿の後です。以前にブログで書かせて頂いたのですが、合宿ではとにかくひたすら謡の稽古をつけて頂けます。そのおかげで合宿の後は少し大きな声を出せるようになり、嬉しくなりました。
また、一回生の秋に連吟で役謡をさせて頂いた経験もかなり影響していると思います。やはり舞台で一人で謡うなら、それなりの声量がないといけないと思い、頑張ることが出来たのかなと思います。先輩方や同期に最近大きな声出るようになってきたね、と言われてとても嬉しかった記憶があります。
能の謡い方は、今まで歌を歌うのに使ってきた喉を使わないようにしてお腹を使わなくてはならないので最初は難しく感じてしまいました。でも、全くの初心者から始めたからこそ成長を自覚しやすいので、稽古を続けていけばいくほど着実に成長を感じられ(まだまだ成長途中ですが)どんどん楽しくなってくるなと思っています。
二つめは、段々と自分がやりたい仕舞を習えるようになることです。
最初の頃は基本が学べるような仕舞から始めるのですが、学年が上がるにつれて習える仕舞のバリエーションが広がっていきます。一回生の頃に先輩の仕舞を見て、かっこいいな、いつかやってみたいなと思っていた憧れの仕舞を今、習えているということにとてもとても嬉しくなります。私はこの春休みに「加茂」の仕舞を新しく習ったのですが、これは一回生の頃に色んな先輩が習っている様子や舞台で披露している様子をみて、かっこいい仕舞だなと思っていたものでした。なので、三回生になってようやく自分も出来るようになったのが嬉しくて嬉しくて、稽古するのが今まで以上に楽しくて仕方ありませんでした!
これは、稽古を続けていく内に出来るようになることが少しずつ増えていくからこそ味わえる達成感のようなものとも言うことができるのかなと思います。稽古の積み重ねで出来ることが増えていくのは本当に嬉しいし、もっと出来るようになりたいと思うようになるので好循環ですね。
他にも色々あるのですが、長くなってしまうのでこの辺で終わろうと思います。
書いているとすごくお稽古がしたくなりBOX(活動場所です)が恋しくなってきました(;_;)早く元の生活に戻れるようになるといいですね、、、
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
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